
強力に部屋を暖めてくれることから、寒冷地で使われることの多い「石油ファンヒーター」。今回は、この石油ファンヒーターの1時間あたりの電気代と灯油代を調べてみました。
なお、他のヒーターとの電気代などの違いが気になる方は、「【完全版】ヒーターの特徴と違いを徹底比較してみた」もご覧ください。
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1. 石油ファンヒーターの電気代と灯油代(1時間あたり)
石油ファンヒーターでは、下記の5モデルを検証に使用しました(2015年10月時点で価格.comで人気トップ5)。それぞれ計算してみると、電気代と灯油代の合計で1時間あたり10円〜90円がかかっていることがわかりました。
製品名 | 本体価格 ※ |
消費電力 ※ |
電気代 (1時間)※ |
灯油 | 灯油代 (1時間)※ |
FW-3214S-W (ダイニチ) |
11,664円 | 強:98W 弱: 52W |
強:2.5円 弱:1.4円 |
強:0.311ℓ 弱:0.072ℓ |
強:43.5円 弱:10.1円 |
FH-EX6713BY (コロナ) |
29,800円 | 強:27W 弱: 12W |
強:0.7円 弱:0.3円 |
強:0.646ℓ 弱: 0.107 ℓ |
強:90.4円 弱:15.0円 |
FH-EX4614BY (コロナ) |
22,603円 | 強:23W 弱: 10W |
強:0.6円 弱:0.3円 |
強:0.449ℓ 弱:0.087ℓ |
強:62.9円 弱:12.2円 |
FW-3215S (ダイニチ) |
15,800円 | 強:98W 弱: 52W |
強:2.5円 弱:1.4円 |
強:0.311ℓ 弱: 0.072ℓ |
強:43.5円 弱: 10.1円 |
FH-WX3614BY (コロナ) |
23,485円 | 強:22W 弱:11W |
強:0.6円 弱:0.3円 |
強:0.35ℓ 弱: 0.057ℓ |
強:49.0円 弱: 8.0円 |
※ 本体価格は2015年10月の記事執筆時点での価格.comでの最安値
※ 消費電力は50Hzのケースを使用
※ [消費電力(kWh)×25.91円×1時間]で計算。25.91円は東京電力「従量電灯B」の第二段階料金
※ 灯油代は1ℓあたり140円で計算しています
電気代は1時間あたり1円〜3円といった程度ですのでほとんど気になりません。ポイントはやはり灯油代ですね。出力の強さによって消費する灯油代が大きく異なるようです。部屋を暖まるまでは90円、一度部屋が暖まってからは10円程度と覚えておけば良いのでないでしょうか。
2. 石油ファンヒーターの使い方と特長
石油ファンヒーターは灯油を燃焼するため、暖房パワーはかなり強く、エアコンと同様に「部屋全体を暖める」効果があります。光熱費もエアコンと比較しても安くなる、と一般的には言われています。
一方で、最大のデメリットは「灯油を調達する必要性がある」という点です。そのため手軽に導入することができません。寒冷地を除くと、なかなか手が出しずらいというのが正直なところではないでしょうか
3. まとめ
- セラミックファンヒーターの電気代と灯油代は「最小出力時で10円、最大出力時で90円」
- エアコンと同様に部屋全体を強力に暖めることができる。灯油を調達する必要性があるのが最大のデメリット
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